野球ベネズエラ代表にカブレラ選出の、歴史的意義を考える

(師走二十五日)

 今日野球の国別対抗戦WBCに出場する各国の1次登録選手が発表された。

 日本は、2月の合宿参加選手として先日召集された33人に加え、ここに洩れた西岡や岡島ら9選手が、万一のときの控えとして追加され、大きなニュースになっている。ほか、最大のライバルと目されるアメリカや韓国にどんな顔ぶれが揃ったかが、伝えられている。

 しかし私が最も注目したのは、優勝争いのダークホースと目されるベネズエラの代表候補に、オリックスバファローズのカブレラが入ったというニュースである。

 インターネットの記事ではそれ以上の言及がないため、選出の理由や最終候補に残る可能性などは分からないのだが、これは世界の野球事情において実に大きな出来事ではないかと、私は興奮している。

 なぜなら、今まで日本の球団に所属する選手が、WBCやオリンピックの代表に選ばれた例としては、韓国のイ・スンヨプや、オーストラリアのウィリアムスなど、アジア・オセアニアのチームに限られていたからだ。

 アメリカはもちろん、メキシコやプエルトリコなど米大陸の国の代表に、メジャーだけでなく、日本のリーグから選ばれるというのは、これまで考えられなかったことである。

 今回密かに私は、巨人のラミレス(同じくベネズエラ国籍)が選ばれることがあってもよいのではと思っていたが、カブレラが入った。

 ベネズエラの代表監督がなぜカブレラを選んだのか、カブレラ自身の意気込みはどうなのか、取材する日本のマスコミがあってほしいが、少なくともベネズエラが日本球界に注目し、調べていた結果であることは間違いがない。

 思い返せば、第1回WBCのベスト4は、日本、キューバ、韓国、ドミニカであり、メジャー主体のチームはドミニカのみであった。そして日本とキューバが勝ち進んだ決勝の舞台を踏んだメジャー所属選手は、イチローと大塚のたった2人であった。

 あるいは日本の優勝があったからこそ、日本で活躍するカブレラが、ベネズエラで評価されたのだろう。メジャー主導の独善的な運営が色々と批判されるWBCではあるが、これは野球の国際化において画期的なことだ。

 日本とベネズエラが共に勝ち上がれば、準決勝あたりで、たとえば松坂対カブレラという古巣対決が見られるかもしれない。WBCの楽しみがまた1つ増えた。

<追記>
 よくよく調べてみると、今回米大陸の国で選出された日本球界の選手は、カブレラだけではなかった。ヤクルトのガイエル(カナダ)、楽天のセギノール(パナマ)も、とのこと。
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