雨中に踊ってモテモテなのだ
(葉月十日)
先日、住んでいる町でお祭りがあった。いわゆる伝統的な歴史あるお祭りではなく、最近よくある、有名な地方のお祭りをパクって模して、地域で楽しもうという主旨のものだが、近隣からも踊りのグループが集まっていて、毎年かなり盛り上がっているようだ。
私たちのような新興住民は、いずれにせよ直接の関係はないのだが、商店街にずらりと屋台が並び、賑々しいので、去年に続きどんなものかと見に出かけた。
あいにくの雨模様。しかし人通りはすさまじい。ラッシュ時の駅のホームのような混みようで、重さ11キロの生ける荷物を背負いつつ、傘を差しながら歩く身には、つらい。踊り手の演奏する太鼓の音が耳にやかましい。
屋台で適当に食べ物を買って、酒も買って、雨宿りできる駅前のスペースに陣取る。長男が、さも慣れたふうに、どっしり胡坐をかいて座り込み、たこやきやから揚げに手を伸ばしている様子がおかしかった。地べたで飯を食らうことに、これほど平然としているとは、さすが血は争えないということか。
ひととおり祭りの雰囲気を味わったので、さあ帰ろうかと思ったのだが、ここでアナウンス。なんと、最後に、一般の人も自由に加わって一緒に踊れるダンスタイムが用意されているという。
長男を肩車して踊る。重さに耐えかねて、長男を降ろして、彼と手をつないで踊る。再び彼を肩車して踊る。わずか10分という時間だったが、疲れ果てた。長男は目をぱちくりさせていたようだが、踊り終わったあと、「ありがとね〜」とか「がんばったね〜」とか、踊り手チームのお姉さんたちに話しかけられモテモテだった。
本当にがんばったのは私なのに、おいしいところをもっていくのは、やっぱりヤツなのであった。
先日、住んでいる町でお祭りがあった。いわゆる伝統的な歴史あるお祭りではなく、最近よくある、有名な地方のお祭りを
私たちのような新興住民は、いずれにせよ直接の関係はないのだが、商店街にずらりと屋台が並び、賑々しいので、去年に続きどんなものかと見に出かけた。
あいにくの雨模様。しかし人通りはすさまじい。ラッシュ時の駅のホームのような混みようで、重さ11キロの生ける荷物を背負いつつ、傘を差しながら歩く身には、つらい。踊り手の演奏する太鼓の音が耳にやかましい。
屋台で適当に食べ物を買って、酒も買って、雨宿りできる駅前のスペースに陣取る。長男が、さも慣れたふうに、どっしり胡坐をかいて座り込み、たこやきやから揚げに手を伸ばしている様子がおかしかった。地べたで飯を食らうことに、これほど平然としているとは、さすが血は争えないということか。
ひととおり祭りの雰囲気を味わったので、さあ帰ろうかと思ったのだが、ここでアナウンス。なんと、最後に、一般の人も自由に加わって一緒に踊れるダンスタイムが用意されているという。
長男を肩車して踊る。重さに耐えかねて、長男を降ろして、彼と手をつないで踊る。再び彼を肩車して踊る。わずか10分という時間だったが、疲れ果てた。長男は目をぱちくりさせていたようだが、踊り終わったあと、「ありがとね〜」とか「がんばったね〜」とか、踊り手チームのお姉さんたちに話しかけられモテモテだった。
本当にがんばったのは私なのに、おいしいところをもっていくのは、やっぱりヤツなのであった。
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