10年目のG20
(神無月二十七日)
先週ワシントンでG20の金融サミットが開催された。そこで盛んに、もはやG7に存在意義はなく、これからはG20だ、というようなことが言われた。麻生は米ドルの基軸通貨維持を提唱したが、サルコジはまったく逆のことを言っていて、全体の論調も、おおむねアメリカ一極時代は終わって多極化するという意見であったみたいだ。
G20というのは、最近になって突然表舞台に出てきたような印象があり、新興国から適当に選ばれたにわか仕込みのグループのようにも思えるが、実は設立は1999年であり、これまで毎年きちんと会合が開かれている。日本も、創設以来のメンバーに入っているから、ちゃんと誰かが出席していたはずなのだが、ほとんど報じられていた記憶がない。
今回も、リーマン・ブラザーズの破綻など世界的な金融危機の中で、G20の緊急会合がワシントンで開かれると決まって以来、新聞紙面にG20の文字が突然頻出するようになったが、G20に属する国がどこか、その一覧はなかなか見つけることができなかった。たいがい、「日米欧の先進国に、中国やインドなど新興国を加えたG20」という表現で、具体的に残りの国がどこなのかというのが、書いていないのだ。
外務省のホームページにも、載っていなかった。ウィキペディアの英語版で、やっと見つけた。
このG20の構成国、サミット開催の当日になって、やっと日経新聞には一覧が載っていたが、なかなか妙を得たメンバーであるように思う。地域別に並べてみると、
日本、韓国、中国
インドネシア、インド
サウジアラビア、トルコ
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア
ロシア
南アフリカ
カナダ、アメリカ、メキシコ
ブラジル、アルゼンチン
オーストラリア
以上は19ヶ国しかないが、これにEUを加えて20という勘定になっている。
ウィキペディアによると、これは、世界の経済力トップ19とは微妙に異なっている。イランと台湾が含まれず、スペインとオランダはEUの一部としてのみ含まれ、サウジとアルゼンチンと南アは20位〜25位の間であるが含まれ、ポーランドとタイは同等であるが含まれていない、だそうだ。
各大陸から最低1ヶ国が含まれ、G7にもBRICsにも含まれないイスラム圏から3ヶ国が入っている。ラテンアメリカからも3ヶ国、漢字文化圏からも3ヶ国である。
つい5年〜7年の昔に、私が世界のあちこちを走り回っていたとき感じたのは、世界で一番幅を利かせているのは、アングロサクソンであり、その次にフランスやドイツなどの大陸欧州勢、および日本、つまりほぼG7の構成国に重なっていた。
だが、今年の夏プーケットを訪れてびっくりしたのは、インドやアラブからの旅行者が予想以上に多かったことだ。海外旅行に出かけられるかどうかは、その国の経済力と強い相関関係がある。日本人が世界のあちこちに遊びに行って大きな顔ができるのは、その人個人が偉いからではなく、円が強いからだ。ドルが基軸通貨から滑り落ちたとき、次に浮上するのはどこだろうか?
私たちは今、大きな世界の潮目に立っている。日本は、どこを向いているのだろうか?
先週ワシントンでG20の金融サミットが開催された。そこで盛んに、もはやG7に存在意義はなく、これからはG20だ、というようなことが言われた。麻生は米ドルの基軸通貨維持を提唱したが、サルコジはまったく逆のことを言っていて、全体の論調も、おおむねアメリカ一極時代は終わって多極化するという意見であったみたいだ。
G20というのは、最近になって突然表舞台に出てきたような印象があり、新興国から適当に選ばれたにわか仕込みのグループのようにも思えるが、実は設立は1999年であり、これまで毎年きちんと会合が開かれている。日本も、創設以来のメンバーに入っているから、ちゃんと誰かが出席していたはずなのだが、ほとんど報じられていた記憶がない。
今回も、リーマン・ブラザーズの破綻など世界的な金融危機の中で、G20の緊急会合がワシントンで開かれると決まって以来、新聞紙面にG20の文字が突然頻出するようになったが、G20に属する国がどこか、その一覧はなかなか見つけることができなかった。たいがい、「日米欧の先進国に、中国やインドなど新興国を加えたG20」という表現で、具体的に残りの国がどこなのかというのが、書いていないのだ。
外務省のホームページにも、載っていなかった。ウィキペディアの英語版で、やっと見つけた。
このG20の構成国、サミット開催の当日になって、やっと日経新聞には一覧が載っていたが、なかなか妙を得たメンバーであるように思う。地域別に並べてみると、
日本、韓国、中国
インドネシア、インド
サウジアラビア、トルコ
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア
ロシア
南アフリカ
カナダ、アメリカ、メキシコ
ブラジル、アルゼンチン
オーストラリア
以上は19ヶ国しかないが、これにEUを加えて20という勘定になっている。
ウィキペディアによると、これは、世界の経済力トップ19とは微妙に異なっている。イランと台湾が含まれず、スペインとオランダはEUの一部としてのみ含まれ、サウジとアルゼンチンと南アは20位〜25位の間であるが含まれ、ポーランドとタイは同等であるが含まれていない、だそうだ。
各大陸から最低1ヶ国が含まれ、G7にもBRICsにも含まれないイスラム圏から3ヶ国が入っている。ラテンアメリカからも3ヶ国、漢字文化圏からも3ヶ国である。
つい5年〜7年の昔に、私が世界のあちこちを走り回っていたとき感じたのは、世界で一番幅を利かせているのは、アングロサクソンであり、その次にフランスやドイツなどの大陸欧州勢、および日本、つまりほぼG7の構成国に重なっていた。
だが、今年の夏プーケットを訪れてびっくりしたのは、インドやアラブからの旅行者が予想以上に多かったことだ。海外旅行に出かけられるかどうかは、その国の経済力と強い相関関係がある。日本人が世界のあちこちに遊びに行って大きな顔ができるのは、その人個人が偉いからではなく、円が強いからだ。ドルが基軸通貨から滑り落ちたとき、次に浮上するのはどこだろうか?
私たちは今、大きな世界の潮目に立っている。日本は、どこを向いているのだろうか?





