アジアシリーズの益々の発展を願う

(神無月二十日)

 昨日、野球のアジアシリーズ決勝を観戦した。日本代表の埼玉西武と、台湾代表の統一の対戦で、息詰まる投手戦の末、九回の裏に「伝説再び」と言われた好走塁で、西武が劇的なサヨナラ勝ちを収めたという試合であった。

 実は私はこれが今年初めての野球観戦であり、昨年は一度も観に行っておらず、一昨年唯一観に行った試合もまた、アジアシリーズであった。ちなみに、このときは日本代表の試合ではなく、韓国代表サムスンと、台湾代表ラニューの対戦で、ラニューが3対2で逆転勝ちするという好試合であった。(参考:韓国と台湾の真剣勝負〜野球・アジアシリーズ

 なぜ私がアジアシリーズを観に行くかといえば、国際試合の持つ独特の雰囲気に惹かれるからだ。

 今年は、去年までスポンサーを務めたコナミが直前でおりてしまい、地上波によるテレビ放送もなく、運営状況がとても厳しかったと聞く。しかも、日本シリーズで死力を尽くした西武は、主力を怪我で欠き、あるいはベテランや外国人選手は不参加であり、「罰ゲームのようだ」との声や、来年以降続ける意味があるのか、といった意見すらあるらしい。

 しかし、声を大にして言おう。アジアシリーズは存続すべきであり、今後ますます発展させていくべきである。

アジアシリーズ2008表彰式


 アジアシリーズは野球の国際化を目指し、ゆくゆくは独善的なメジャーリーグを引きずり出して、真の世界一決定戦を実現するという大きな目標を掲げている。そのアジアシリーズを、日本主導で開催できていることを、私たちはもっと誇るべきだ。

 もちろん、アジア各国の交流という意味でも大変に意義深い。韓国や台湾は、相当な熱意を持って、アジアシリーズに挑んできている。日本は堂々とこれを迎え撃ち、これまで4連覇を果たしている。そしてまた来年、中国を含めた3ヶ国は、日本に勝つことを目標にやって来る。

 改善すべきは、クライマックスシリーズの導入などにより、ポストシーズンの負担が増大したこと。日本シリーズが第7戦までもつれた場合、アジアシリーズ開幕まで、中3日しかないこと。そしてマスコミの扱いも、いまだアメリカ偏重、アジア軽視が、スポーツニュースの比重にまで現れているのが残念なところだ。

 ただ、加藤コミッショナーは、来年以降の継続を明言している。韓国や台湾も、来年こそはの雪辱に燃えて、帰国の途についいたはずだ。

 アジアシリーズの今後の発展を期待したい。

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