国交省、宗旨替えの兆しか?

(長月二十七日)

 私はその場所に行ったことがないし、その映画を見てもいないが、気になっている話題。

 広島県福山市に、江戸時代からの街並みが残る鞆の浦と呼ばれる港町がある。円形の港が独特の景観で、日本に残るものとしては唯一らしい。

 問題は、この鞆の浦にバイパス道路の橋を架けようと計画があり、景観を守りたい反対派と、土建工事を推進したい生活を便利にしたい賛成派の間で、議論が紛糾していることだ。しかし、この国は、一度道路や橋やダムの建設計画が決まると、まず覆らないのが慣例であり、反対派は劣勢だ。鞆の浦を世界遺産にしようという運動もあるそうで、イコモス(国際記念物遺跡会議・世界遺産の諮問機関)のお墨付き?を得ているとの話もあるが、いかんせん肝心の自治体が景観保護にそっぽを向いているのである。

 ところが、ここにきて鞆の浦の景観がにわかに注目を浴びる。そのきっかけが『崖の上のポニョ』だ。スタジオジブリは例によって映画の舞台がどこであるという明言をしていないが、実際宮崎駿監督が鞆の浦に滞在していたこともあるとか。ポニョの故郷を守れと息上がる反対派だが、行政側には、せっかくの大ヒット映画を観光振興の追い風にしようという考えはなく、むしろ工事計画にとってありがた迷惑くらいに思っているようだ。

 はてさて。前置きが長~くなったが、以上のような状況を踏まえて、意外なところから意外な声が飛び込んだ。これが本題。金子一義国土交通大臣が、閣議後会見で「景観をつぶすのはもったいない」と発言したらしいのである。

 言うまでもなく、国土交通省は道路工事の親玉。従来なら工事賛成の立場だろう。しかし一方で、景観や観光も、国土交通省の守備範囲。今まで余りに軽視されていた分野だが、10月1日に観光庁が発足したのに伴って、俄然旗色が変わったのだろうか。

 今後に注目。並びに機会を見つけて行ってみたいのだ。
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