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アラブらしさが見つからない(UAE&オマーン子連れ旅行日記その6)

(文月二十七日)

 ♂チームがプールで楽しんでいる間、♀チームはショッピングモールで退屈だったようです。アラブのスークを模したモールは閑散としていて、開いている飲食店はカフェと中華料理店が1ヶ所ずつのみ、時間をつぶすのが大変だったと妻がこぼしていました。

 でも、2歳長女は人が少ないのをいいことに思う存分歩き回り、また中華料理店のラーメンが美味しかったようでご満悦。アラブ・インド系の香辛料料理より、中華のほうが口に合うようです…。

 この日もいったんホテルに戻り、日没でレストランが開く時間まで休憩。

 長女の「ラーメン…」という意見を即決で無視し、やっぱりアラブ料理が食べたいぜ、と街に飛び出すのですが、これがまた、困難極めるレストラン探しの旅となりました。

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 結論を強引に言いますと、ドバイはアラブではなかった! ということです。実質、インド人、パキスタン人の国。

 通りを歩いている人の多くはシャルワールカミース(パキスタンの民族衣装)を着ています。街角の巨大な壁面看板にはサリー姿の女性の絵。華やかなネオンサインを掲げた店の看板には「Bollywood(ボリウッド=インド映画のこと)」の文字。

 そしてレストランの看板は「バンガロール」「カラチ」「パンジャブ」など、インドやパキスタンの都市や地名を記したものばかり。メニューを見ても、店内の客層を見ても然り。『地球の歩き方』に載っていたアラブ料理のレストランはつぶれてしまったのか、見つかりませんでした。。

 今は何でも食べる日本人の感覚からは分かりにくいですが、海外ではその人が所属する集団(民族や宗教や階層)によって、厳密に食べるものが分かれていたりします。ドバイに住むインド人も、パキスタン人も、地元の料理を出すレストランにしか行かない。つまりアラブ料理の需要がないのでしょう…。

 昨晩はドバイモールの中のフードコートで、レバノン料理のお店を見つけることができました。外国人旅行者が多い場所だから成り立っていたのかもしれません。

 歩き回って徐々に不機嫌になる長男。最後は結局、裏寂れたインド・ムスリムのレストラン(というか食堂)に入ることになりました。まあ、割り切って考えれば、それはそれで美味しいのですが。

「ハロー、ハワイユー」と陽気に話しかけてくる店員のお兄さんに、フレッシュジュースを飲んで期限を直した長男は、「おじさん、何やってるの?」と屈託なく日本語で問い返していました。

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 ドバイの街を歩いていると、これだけ多国籍で色々な人種の人々が歩いているわりに、ふと気づくことがあります。それは、必ず英語とアラビア語の2言語の看板しか見かけないことです。

 シヴァやガネーシャなどヒンドゥの神々があふれるインド人街に迷い込んだときも、店名は必ず英語とアラビア語で書かれていました。手書きの貼り紙などを除いて、ヒンドゥ文字やタミル文字は見かけませんでした。そして、ラマダンをしないはずのヒンドゥ教徒の店でも、レストランは日没まで開かないし、人目に着く場所で飲食している人は1人もいません。

 おそらく法律で看板の表記を規制しているのでしょう。ラマダンについても同様の強制力があるのでしょう。たとえUAE国籍の地元民は2割しかいなくても、いくら世界有数のコスモポリタン(無国籍)都市だといっても、ここはアラブの国であり、イスラム教の国だというドバイの譲れない「意地」を見たように思いました。

 日本も将来、少子化がさらに進んで、移民の割合が増えてきたら、「看板には必ず日本語の表記を入れること、ハングルや簡体字(中国式の漢字)、スペイン語やポルトガル語は禁止」なんて法律ができてしまうかも…。ありえない?
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