非日常を生き抜いた男たちの様に、拍手!

(長月七日)

 昨日と今日は世界中が、その話題で持ちきりのはず。。チリの落盤事故から、69~70日ぶりに生還した男たちの物語。

 最初の1人が救出されたのは、ちょうど日本時間の昨日の正午。私は「たまたま」インターネットのニュースを見て、動画ニュースサイトの生中継を見ていた。仕事のちょっとした手休めである。。世界中のテレビ局が中継し、世界中の人々がテレビないしネットで同じように中継を見ていたことだろう。

 1人目の救出者は31歳、鉱山での経験や技術の観点から、何か不具合があっても対処ができる最初のテストケースを兼ねる意味合いもあって、先頭バッターに選ばれたらしい。

 でも、8歳の長男坊が画面に写るのは、、まずかった。だから、最初に彼が選ばれたんじゃないかと思ったくらい。フェニックス号のカプセルが、ついについに地上に現れたとき、それまで緊張して強張っていたその子の表情が、突然くしゃくしゃっと泣き崩れた顔になった。

 こういうときの子供の顔は、嘘がないもんね。ウチの長男はまだ3歳だから、仮に同じような状況があったとしても、何があったのかちゃんと理解できないだろうけど、8歳だったら充分理解できているはずで、かといってまだ尖がる年齢ではないし、たぶん、世界中で大勢の人がもらい泣きをして、そのうちの推定3分の1は、時差の関係で昼間の仕事中であったはずだ。

 何で仕事中に泣いているんだ、コイツは? チリの落盤事故の生中継を見ていたからです。これが、出迎えたのが8歳の子供じゃなくて、年齢不詳のオバサン(しかも愛人)だったら、まったくもって涙なんか出てこないのにね。

 最後の1人、リーダーが救出されたのは今日の午前中。このときも私は「たまたま」仕事の手が空いて、動画ニュースサイトの生中継を見ていた。ん~かっこよすぎる。

 テレビのコメンテイターの1人が、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の話をしていた。地獄に垂らされた一本の細い糸、我先を争って他人を蹴落として脱出しようとする男たち、結局糸は切れてしまったという話。その真逆の物語。極限状態の下で、争いを起こさず、破綻させず、希望をなくさず、33人の生存を守り抜いたリーダーシップは本当にすごい。

 まあ、仕事もいいけど、そんな非日常を生き抜いた男たちの様を見たほうが、学び得るものはよほど大きかったんじゃないかな。自分が同じような立場におかれたとき、果たして同じような決断ができるのだろうか? さすがに自信がない。

 人間の偉大さと、人間のちっぽけさと、両方を教えられた出来事でした。拍手!
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