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来週から車~2+0の大冒険(その2)

(卯月二十六日)

 長野県小布施町は、栗の名産地でかつては幕府御用達だったとか。当時の街並みを活かしたまちづくりの上手さに定評があり、一度訪れたいと思っていた。駐車場に行き着くのにちょっと苦戦したが、停める場所があってよかった。

 正確なところは知らないが、古い街並みがそのまま完全に残っているのではなく、一定の範囲で、新しいお店なども昔の様式で建てている。そうすることで、栗の小径などと名付けられた通り全体の雰囲気を維持し、散策する楽しさを提供しているという感じだ。

 老舗の和菓子屋や、和紙の店、懐かしい丸型のポストが並んでいた。我が家は栗ソフトクリームを買い、まだ食べられない長女を除く3人で分けあった。予想以上に濃厚な栗の味が効いていたが、半分以上を食したのは、美味しいものに目がなくなってきた長男であった。

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 ところで、栗と並んで小布施の観光の目玉とされているのが、葛飾北斎である。希代の引っ越し魔といわれた彼は、その晩年の一時期、小布施に住んでいたのだという。その縁を活かして北斎の作品を集めた北斎館があった。

 私は以前、妻に連れられ国立博物館の北斎展を観賞したことがあるが、彼がすごい(というか江戸時代がすごい)のは、浮世絵にせよ、絵の描き方を説明したような指南書の類いにせよ、一部の特権階級向けの「芸術」ではなく、一般町人でも買える「娯楽」になっていたことだ。

 小布施の北斎館には、地元のお祭りで使われた大きな山車、そこに描かれた龍や鳳凰、波の絵が展示されていた。これまた北斎の作品が、庶民文化と見事に融合していた証しといえる。

 基本乳母車で寝ているだけの長女と、自由に歩き回りたい長男の面倒を交互に見つつ、私と妻は交替で観覧し、そして夕方4時を回って、そろそろ行かねばと、小布施を後にすることにした。

 (続く)
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