インフルエンザと命の値段

(卯月四日)

 新型インフルエンザ(「豚」インフルではなく、こう呼ぶことになったらしい)が猛威を奮っている。ついに成田空港で、帰国した日本人女性に陽性反応が出たというニュースが流れ、日本上陸となった。時間の問題だとは思っていたが、これからゴールデンウィークに本格突入し、もっと増えるのは必至だろう。

 鳥インフルエンザに比べると毒性は低く、致死率も今のところそれほど高くはないといわれているが、今後各国での感染者の割合がどうなっていくのか、非常に気になるところだ。せっかく燃油サーチャージが大幅に減額され、景気も少しずつ回復していこうかというときに、海外旅行は自粛ムードが広がり、旅行業界は大打撃だ。

 しかし、あえて言うが、いささか大騒ぎしすぎのような気もする。たしかにメキシコでは100人単位の死者が出ており、今後どれだけ増えるか未知数ではあるのだが、世の中にはもっと色んな事件もある。

 新型インフルの話題でニュースが埋め尽くされている傍ら、イラクでは爆弾テロが止まず、つい昨日もバグダッドで48名が死亡と伝えられている。日本の年間自殺者は3万人であり、365日で割り算すると、ざっと1日100人近い人数が死んでいる。1人1人の命が等価だとすれば、つくづくニュースの扱われ方というのは奇妙だ。

 特にネット上の言論(ヤフーのコメント欄など見ると)では、メキシコやアメリカはさも「汚染地域」であるかのような、「行ったら終わり」的な言われ方をしているが、現地の人々は、おおむね淡々と日常生活を営んでいるはずだ。2003年、SARS渦中の中国もそうだった。

 もっとも、過去のパンデミック事例は、香港風邪が1968年、私が生まれる前の話であり、大流行の本当の恐ろしさを、私がまだ知らないだけ、と言われれば、そうなのかもしれないが。。。 
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