食こそ万事の基本
(葉月十六日)
先日、うちの長男の生後1年半の歯科検診があった。といっても実際に長男を連れて行ったのは妻なので、以下は彼女から聞いた又聞きの話である。
歯科検診だから当然「歯」を診るのが中心なのだが、実際にはその他全般の発育状況や、育児環境についての確認や相談があった。また同じ年齢の子供たちが集まっていることから、自然と我が子と「比較」して見る場となったようだ。
長男は、実は最近やっと支えなしで立つことができ始めたところだ。誰に似たのか、運動神経がからきしで、まだちゃんと歩くことができない。ほかの子は、歩くどころか、走り回っていたりもする。
でも、そのぶん頭のほうは、しっかり賢く育っているはず、と私は思っていたのだが、妻に言わせると、これがどうやらそうでもなかったらしい。
最近の長男は、食事のときに「いただきます」もできるようになったし、私が仕事に出かけるときに「ばいばい」もできる。「だめ!」と叱れば、言うことを聞くし、「たった、たった」と煽れば、覚えたての立ったも披露してくれる。ずいぶんお利口になったとほくそ笑んでいたのだが、この年頃の子供では、もうそんな段階は当たり前らしい。
身体能力はダメ、おつむのほうもイマイチ、こりゃいいとこナシかといえば、「優れているところもある」と妻。それは何かといえば、食い気であった。
そう。この日の主旨は歯科検診。長男は立派に歯が生え揃っている。そして、この時期まだおっぱいから離れられない子もいるというが、彼はとっくの昔に乳離れを済ませ、すっかり大人と変わらない立派な食生活を送っている。好き嫌いもあまりなく、ニンジンだってカボチャだってちゃんと食べる。先月の夏休みには、本場のタイ料理を堪能したほどである。
昨夜は満月。そうお月見である。彼はさも旨そうに団子を食していた。うさぎのようにピョンピョン跳ねることは、まだ当分できそうにないが、まあ、これでいいのだ。
先日、うちの長男の生後1年半の歯科検診があった。といっても実際に長男を連れて行ったのは妻なので、以下は彼女から聞いた又聞きの話である。
歯科検診だから当然「歯」を診るのが中心なのだが、実際にはその他全般の発育状況や、育児環境についての確認や相談があった。また同じ年齢の子供たちが集まっていることから、自然と我が子と「比較」して見る場となったようだ。
長男は、実は最近やっと支えなしで立つことができ始めたところだ。誰に似たのか、運動神経がからきしで、まだちゃんと歩くことができない。ほかの子は、歩くどころか、走り回っていたりもする。
でも、そのぶん頭のほうは、しっかり賢く育っているはず、と私は思っていたのだが、妻に言わせると、これがどうやらそうでもなかったらしい。
最近の長男は、食事のときに「いただきます」もできるようになったし、私が仕事に出かけるときに「ばいばい」もできる。「だめ!」と叱れば、言うことを聞くし、「たった、たった」と煽れば、覚えたての立ったも披露してくれる。ずいぶんお利口になったとほくそ笑んでいたのだが、この年頃の子供では、もうそんな段階は当たり前らしい。
身体能力はダメ、おつむのほうもイマイチ、こりゃいいとこナシかといえば、「優れているところもある」と妻。それは何かといえば、食い気であった。
そう。この日の主旨は歯科検診。長男は立派に歯が生え揃っている。そして、この時期まだおっぱいから離れられない子もいるというが、彼はとっくの昔に乳離れを済ませ、すっかり大人と変わらない立派な食生活を送っている。好き嫌いもあまりなく、ニンジンだってカボチャだってちゃんと食べる。先月の夏休みには、本場のタイ料理を堪能したほどである。
昨夜は満月。そうお月見である。彼はさも旨そうに団子を食していた。うさぎのようにピョンピョン跳ねることは、まだ当分できそうにないが、まあ、これでいいのだ。
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